今回は、数々の名シーンと深い象徴主義に満ちた映画「シャイニング」を紹介します。
この映画はスタンリー・キューブリック監督が手がけた1980年のサイコロジカルホラー映画です!
原作はスティーヴン・キングの同名小説で、現代においても高い評価を受けている名作です!
今回もストーリーのネタバレは一切なしで解説していきます!
今回は映画「シャイニング」をネタバレなしで紹介していきますね。
「2001年宇宙の旅」や「時計じかけのオレンジ」を手掛けたスタンリー・キューブリック監督の独特の撮影技法が光る作品です!
以下にも画像がありますが主演のジャック・ニコルソンさんの顔のアップは映画を見たことがない人でも知っていたりしますよね!
ネタバレ無し!見どころ紹介
ジャック・ニコルソンの怪演!
「シャイニング」でのジャック・ニコルソンの演技は、その独特の存在感と狂気が映画全体を引き込む要因となっています。
彼が演じるジャック・トランスは、最初は優しい父親として登場しますが、次第に狂気に取り憑かれ変貌していきます。
特に印象的なのは、斧で扉を割り「ジョニーだよ!」と叫ぶシーンです。
このシーンはなんと190回以上のテイクを重ねたと言われ、その中から最も狂気に満ちた表情が選ばれました。
ニコルソンの演技は、ジャック・トランスの心の葛藤や狂気を見事に表現し、映画史に名を刻む名演技となりました。
意欲的な撮影技法の取り込み、ステディカムの使用!
「シャイニング」は、開発されたばかりのステディカムという撮影装置を導入した映画としても知られています。
ステディカムはカメラマンが背負うような装置で、手持ちカメラでも安定した映像を撮ることができる当時画期的だった技術です。
この装置の導入により、観客はダニーが三輪車でホテル内を疾走するシーンや、ジャックが迷路園でダニーを追いかけるシーンなど、スムーズで迫力ある移動撮影を楽しむことができます。
ステディカムの使用は、映画の臨場感を一層高め、物語に引き込む効果を生み出しました。
また、本作のステディカムによる移動撮影を含めて、独特のカメラアングルによる撮影は後の様々な作品にも影響を与え続けています。
豊かな象徴表現と多くの謎!
「シャイニング」は、表面的な恐怖だけでなく、様々な象徴表現や謎が散りばめられた作品です。
ホテル内のインディアンの装飾品や絵画は、アメリカの歴史的な暴力や虐殺を暗示していると解釈されることがあります。
このような象徴主義は、映画を深く探求し、異なる解釈や見方をする楽しみを提供しています。
観る者は自分なりの理解や感じ方を見つけ、映画の奥深さに迫ることができるでしょう。
行きつく先は最高の緊張感と恐怖の増幅!
ジャック・トランスの怪演、ステディカムの使用、象徴表現や謎の要素が絶妙に組み合わさり、緊張感と恐怖の増幅を図っています。
ジャック・トランスの変化や、ホテル内の奇妙な出来事が、観客の心を揺さぶり、不安と緊張感を高めます。
一方で、深い象徴主義が映画の意味を探求する楽しみを提供し、謎めいた展開が観る者を引き込む要因となっています。
さっそく「シャイニング」観てみました!
独特の不気味さと緊張感がありましたが、映像としての美しさにも魅せられました!
気に入ってもらえたみたいでとってもうれしいです!
本文でもふれた象徴主義といわれる考え方もあるように、この映画は繰り返し見ると細部にたくさんの仕掛けがあるので「もう見た」という人も繰り返し楽しんでいただければと思います!
まとめ
「シャイニング」は、ジャック・ニコルソンの怪演、ステディカムの使用、そして象徴表現と謎が織り成す魅力的な作品です。
その恐怖と深さは観客を魅了し、一度観たら忘れられない印象を与えることでしょう。
映画の表層に加えて、象徴主義を追求し、様々な視点から映画の世界に没頭することで、より深い感銘を受けることができるでしょう。
それでは、素敵な映画体験を!
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